23年04月03日
立ち姿を美しくするまでには色々な工程があります・・・
僕は人間の身体はルービックキューブみたいなものでと思っています。
『・・・どういう意味?』
と、思う方がほとんどだと思います。
人間の身体は本当に精密に作られていて、もっといえば、チョーがつくほど優秀です。
例えば、身体に痛みがでたとします。だけど、この痛みがずっと続くことって、あんまりないですよね!これって、本当に治ったっていえると思いますか?僕が思っているのは、身体が痛いと、人間は身体の使い方で、身体の痛くない体勢を探し出し、その姿勢で動こうとします。しかし、この姿勢だと身体が大きく歪み、身体がもしかしたら、大きくななめになっているかもしれないという状況かもしれません。しかし、人間は顔だけは平行に保とうと、小脳がするので、身体を歪めながら、顔だけを真っ直ぐにしようとします。ここで、身体の歪みは発生すると思っています。
ルービックキューブといったのは、要は、6面あるうちの1面だけ揃えても、歪めて歪めきった身体では、立ち姿は全然数字の1のようにはならないということです。
例えばですが、ちょっと専門的なお話をすると、今日のAさんは、ももの内側だけに力を入れて立っていました。そこで、ももの内側の緊張をとりました。これで、立ち方がよくなるのかな?と、思うと、次は膝に凄く力が入った立ち方に代わりました。
要は、このAさん、膝が痛かったのをかばったため、ももに力が入り、ももの緊張をとることで、その前の姿勢に戻ることができました。これでだいたいルービックキューブでいえば2面クリア。ここで終わってしまえば、又膝が痛くなるだけの立ち姿ですが、さらに膝の緊張を次にとることで、膝が痛くなる前の立ち姿に変えるという発想です。そうすることで、どんどんどんどん、キレイな立ち姿に代わっていきます!僕がずっと見てきた限りでは、本当に6面クリアしないと本当の美しい立ち姿に近づくのは難しいなって思っています。
ちょっとトンチンカンで比ゆ的な表現が多くなりましたが、当院ではこのルービックキューブでいえば、6面をしっかり揃えると同じように、ご来院してくれた方一人一人にその方のオーダーメードで身体を治していく、決して、マニュアル通りだけでは、身体は良くはなっていかないということを伝えたかった次第です。
-追記
骨盤が正しい位置にあると、身体全体のバランスが取れ、姿勢が改善されます。骨盤が前傾していると、背中が丸くなり、肩が前に出てしまい、見た目が猫背になってしまいます。逆に、骨盤が後ろに傾くと、背中が伸び、肩が後ろに下がるので、姿勢が自然に良くなります。骨盤を正しい位置に整えるには、身体のメンテナンスが大事で、その上で姿勢の意識をする事が大切です。また、座る時にも、骨盤が前傾したり、後傾したりしないような位置で座る事を心がけるだけでも、美しい姿勢になっていきます。メンテナンスを受けた後に美意識が大事になります。